TENANT PROTECTION / 借地借家法があなたを守ります

その家賃値上げ・立退き要求、
拒否できるかもしれません。

近年、賃貸物件のオーナーチェンジを機に、相場を大きく超える家賃値上げや、 理由のない立退き要求、エレベーターなど共用設備の意図的な停止といったトラブルが増えています。 国籍や属性を問わず、こうした不当な行為から賃借人の権利を守るための情報をまとめました。

貸主が日本語でのやり取りが難しい方の場合も、当組合には英語・中国語・韓国語で直接交渉できる相談員が在籍しています。

突然、家賃を2倍近くにすると言われた
払わなければ出て行けと言われた
契約の更新を拒否された
エレベーターや水道が止められた
深夜の訪問や執拗な連絡がある
敷金・保証金を返してもらえない
管理会社と連絡が取れなくなった
鍵を勝手に交換された
第一条

日本の法律があなたを守っています

借地借家法は、貸主より立場の弱い賃借人を保護するために作られた、当事者間の合意でも変更できない「強行規定」です。 オーナーが交代しても、これまでの契約内容はそのまま引き継がれます。貸主の国籍や、法人か個人かにかかわらず、 日本国内の賃貸借契約にはこの法律が等しく適用されます。

3つの基本ルール

① 同意しない限り、これまでの家賃を払い続ければ契約は続きます。
② 退去を求めるには正当事由と、多くの場合は立退料が必要です。
③ オーナーが変わっても、契約内容は自動的に引き継がれます

第二条

違法になり得る行為

以下のような行為は、状況によっては民事責任(損害賠償)や刑事責任の対象になり得ます。心当たりがあれば、記録を残した上でご相談ください。

正当な理由のない一方的な家賃値上げ

理由を示さない立退き要求

正当事由のない更新拒否

深夜の訪問・面談の強要

執拗な電話・メールでの威圧

エレベーター等共用設備の意図的な停止

無断での鍵交換

私物の無断搬出・処分

水道・電気等ライフラインの停止をちらつかせる脅し

第三条

よくあるご質問

家賃を30%上げると言われました。払わなければなりませんか?
必ずしもそうではありません。借地借家法上、家賃の変更には正当な理由が必要です。 納得できない場合は、これまでの家賃を支払い続けることで契約を維持しながら、 協議・調停・裁判で適正な金額が判断されるのを待つことができます。一方的に値上げ後の金額を前提に行動する必要はありません。
「1か月以内に退去してください」という通知が届きました。
オーナーが期限を示しただけでは、退去義務は生じません。 契約期間中であれば重大な契約違反がない限り解除できませんし、更新拒絶の場合も 「正当事由」(自己使用の必要性、老朽化の程度、立退料の提示など)が総合的に認められなければ、法的に有効な退去要求にはなりません。
オーナーが外国籍・外国法人でも、日本の法律は関係ありますか?
完全に適用されます。貸主の国籍や所在地にかかわらず、日本国内の不動産にかかる賃貸借契約には、借地借家法をはじめとする日本の法律が等しく適用されます。
所有者が変わったと聞きましたが、以前の契約はどうなりますか?
所有者(オーナー)が変わっても、賃貸借契約は自動的に新しい所有者に引き継がれます(賃貸人たる地位の移転)。 新オーナーが一方的に家賃や契約条件を変更することはできません。
エレベーターが突然止まりました。これも問題になりますか?
共用設備の利用を妨げる行為は、賃借人の生活に対する実力行使として、状況によっては不法行為(損害賠償請求の対象)や、悪質な場合は刑事事件として扱われる可能性があります。発生日時・状況を記録し、管理組合や自治体、専門家に相談してください。
第四条

報道されている事例のパターン

東京都内・大阪市内など各地で、次のようなパターンのトラブルが報道されています。個別の物件・人物を特定するものではなく、注意すべき兆候として紹介します。

パターン① 所有者の変更を知らせる通知とともに、相場を大きく超える家賃値上げ(数割〜数倍)が一方的に通告されるケース。応じなければ退去を求める内容が併記されていることもあります。
パターン② 値上げや立退きに応じない住民に対し、エレベーターなど共用設備が理由の説明なく停止されるケース。空室が無許可の民泊に転用されていたことが後に判明した例も報告されています。
パターン③ 問題が表面化し報道や行政の指導が入った結果、値上げ通知が撤回された例もあります。声を上げること・記録を残すことが解決につながっています。

参考:東京都住宅政策本部は、オーナーチェンジを契機とした家賃値上げトラブルについて、正当な理由のない値上げ・退去要求はできない旨を周知するとともに、外国人オーナー向けに借地借家法のルールをまとめた多言語のリーフレットを配布しています。

第五条

証拠の残し方

トラブルになった際、記録があるかどうかで対応のしやすさが大きく変わります。以下を習慣にしてください。

通知書・郵便物のコピー
やり取りの録音・録画
メール・SMS・LINEの保存
契約書のコピー
家賃振込・供託の記録
状況を示す写真・日時メモ
第六条

貸主・オーナーの皆様へ

日本で賃貸経営を行う皆様へ

日本では、借地借家法により賃借人が強く保護されています。国籍や法人・個人の別にかかわらず、 正当な理由のない家賃の引き上げや、実力行使による退去の要求は法律上認められません。

東京都をはじめとする自治体は、オーナーチェンジ時の注意点や日本の賃貸ルールをまとめた多言語のリーフレットを公開しています。 トラブルを避け、安定した賃貸経営を行うためにも、契約前に借地借家法の基本を確認されることをお勧めします。

当組合は、法令に基づき誠実に行動する貸主・借主双方を尊重し、不当な行為のみを是正の対象としています。 ご不明点があれば、専門家(弁護士・司法書士・宅建士)へのご相談をお勧めします。

当組合には、英語・中国語・韓国語で直接対応できる相談員が在籍しています。 日本語でのやり取りが難しい場合も、以下からご自身の言語で内容をご確認いただけます。

🇬🇧 English 🇨🇳 中文 🇰🇷 한국어
English
Under Japan's Land and House Lease Act (Shakuchi Shakka Ho), tenants are strongly protected by law. Regardless of the owner's nationality, or whether the property is owned by an individual or a company, unilateral rent increases and forced eviction without legal justification are not permitted. When ownership of a property changes, the existing lease terms are automatically carried over to the new owner. Our organization has staff who can communicate directly in English, so that both landlords and tenants can reach a fair and lawful understanding.
中文(简体)
根据日本《借地借家法》,承租人受到法律的有力保护。无论房东的国籍如何,也无论房产由个人还是法人所有, 未经合法理由单方面提高租金或以强制手段要求承租人搬离,均不被法律允许。 房屋所有权发生变更后,原有租赁合同条款将自动由新房东承继。 本组合设有可直接用中文沟通的工作人员,愿协助房东与租客在合法、公平的基础上达成理解。
한국어
일본의 차지차가법(借地借家法)에 따라 임차인은 법적으로 강력하게 보호받습니다. 임대인의 국적이나 개인·법인 여부와 관계없이, 정당한 사유 없는 일방적인 임대료 인상이나 강제적인 퇴거 요구는 법적으로 허용되지 않습니다. 소유자가 변경되더라도 기존 임대차 계약 내용은 새 소유자에게 그대로 승계됩니다. 저희 조합에는 한국어로 직접 소통할 수 있는 담당자가 있어, 임대인과 임차인 모두가 공정하고 적법한 이해에 이를 수 있도록 돕고 있습니다.
第七条

相談先

01 / CONTACT

東京文京借地借家人組合

まずは無料相談にてお気軽にご連絡ください。国籍や居住地を問わずご相談いただけます。

02 / CONTACT

法テラス(日本司法支援センター)

収入等の要件を満たす場合、無料法律相談や弁護士費用の立替制度が利用できます。

03 / CONTACT

自治体の住宅相談窓口・消費生活センター

お住まいの自治体でも、賃貸住宅トラブルの相談を受け付けています。

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